TOP » Movians » 武士の一分
2007.02.03 11:00(Sat)

武士の一分

Category:Movians
Tag:

久々に映画館に足を運びました。
公開前から見に行こうと思っていましたが、なんとかぎりぎり滑り込みました。

bushi_no_ichibun.jpg


"武士の一分"
誰にも譲れないものがある…

率直に言ってすごく良かったです。
「たそがれ清兵衛」や「隠し剣 鬼の爪」といった下級武士たちの人生を描いた山田洋次監督ならではの演出、展開で見終わったあとの満足感がありましたね。

ストーリーについては詳しくは書きませんが、光を失った下級武士(夫)とそれを支える妻、そしてそんな夫婦の弱みに付け込もうとする男という構造があり、妻は夫のために、男は欲望のために、そして夫は妻と自分の誇りを取り戻す為に闘います。

基本的な展開としては木村拓哉演じる三村新之丞、その妻・加世、中間の徳平を中心にスポットがあたっていて、何気ない普段の夫婦の日常やお城へのお勤め、といった前半の和やかな展開とは反対に新之丞の目が見えなくなることから殺伐とした雰囲気へとかわっていきます。

中でも最愛の妻を騙した島田藤弥への復習のため剣を握る新之丞の姿には心撃たれます。
新之丞はもちろん目が見えないため耳や気配だけを便りに闘うのですが(心眼!?)、決闘のシーンなどは他の武士の戦いを描いた作品に比べると手に汗握るような刀の触れ合う音やシーンが強調されているわけで見応えはないのですが、新之丞の必死に闘う姿や島田を切ったあとの表情などは印象的でした。

また、この作品で欠かす出来ないのはやはり徳平演じる笹野高史さんの存在ですね。
ストーリーでも重要な鍵を握っている人ですが、"男と女"という夫婦だけに注目を当てず、若い夫婦とそれに従う男という設定がこの映画をただの"愛"と"復讐"の作品にならずに済んだと思います。

bushi_no_1bun.jpg


それにしても今回キムタクの妻役を演じた檀れいさん。
まったく知らなかったのですが、宝塚出身の元娘役トップスターでキムタクと歳も変わらないということにも驚いた…
("新人"ということでてっきり自分と変わらないか、それより若いかと思っていましたがビックリです!)
そういわれてみると演技のレベルはとても新人には見えなかったので納得。
2005年に宝塚を卒業されたみたいで真矢みきさんや黒木瞳さんのような方々のように今後が楽しみな方ですね。

久々に映画見ましたが暇を見つけてダッシュして見に行く価値が充分ある作品でした。
満足。

"武士の一分"
武士ではなくても誰にでもゆずれない、そしてやらなければならないところはありますね…

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

※名前とメールアドレスは必須です!