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2008.01.25 23:00(Fri)

安藤忠雄 『生きる力』

安藤忠雄 『生きる力』

福岡シンフォニーホールで行われた建築家・安藤忠雄のシンポジウム『生きる力』に行ってきました。

安藤忠雄 『生きる力』安藤忠雄 『生きる力』
会場は前売りは完売のためかなりのお客さんの数で溢れ帰っていました。

安藤さんというと「住吉の長屋」や「光の教会」など打ち放しコンクリートの住宅や商業建築で有名な建築家で、最近では「表参道ヒルズ」や現在建設中の「渋谷駅」などの日本国内だけではなく世界でも広くご活躍されている方ですが、今回の講演会の名前が「生きる力」ということで今まで創られた作品の詳しいお話などはされませんでしたが、安藤さんの"好奇心"="生きる力"ということが伝わって来るお話でしたね。

特に自身の今までの経験談を交えてお話しした"失敗する勇気"や歳はそれなりにとったけどまだ好奇心でいっぱいだという"理想を無くしたときに人は老う"といったお話はとても為になります。

また、中でも安藤さんのような有名な方が大規模なプロジェクトを受けられるまでの課程などが語られたり、とても興味があるお話がありました。
特に安藤さんのスタンスとして一気に今のような大きな案件を扱うようになったのではなく、自分の力量に合った大きさの建物を設計し、今までやったことがないような大きな案件は断り、少しずつ大きな案件を受けるようにしていったというが正直意外でしたが、勉強になりました。
焦らず少しずつということですね。

安藤さんのお話を聞いていて感じたところは、やはりこの手のアーティスト性の高い人にありがちなのが"つくりっぱなし"で後は好きにどうぞ...ということが多いのですが、安藤さんは自身が建てたりされたものを年々見守り、発展させていくというところですね。
つくるということは誰でもできるのですが、そのつくったものをさらに改良・発展させていくということがすごく簡単なようで難しいことです。

そのため"街づくり"というものを大事にされていて、創ったものがどう街にとけ込むのか、どんな役割を果たすのかなどにも重点を置かれていて、そのものだけではなく、まわりとうまく調和、ときには浮いた存在として位置づけを考えて創られているなぁと思いました。そして何よりうまくメディアなどを使われている印象を受けました。
こういった"街"に関わる仕事は本当に面白そうだなと思いました。
自分も何かしたら愛着があるこの"福岡"という"街づくり"に将来的には関わっていけたらなと思ってますねw

まぁ、自分は良くも悪くも世代が一年違っため、冷泉荘の野田さんのようなキムタクと田村正和のドラマ「協奏曲」による建築学科受験ブームではなく、そんなに意識していなかったので"安藤忠雄"という有名な建築家だと知っていても作品まで詳しく知っているわけではなかったので、安藤さんの作品自体は大阪に居たときに行ったサントリーミージュアムくらいしか実際に見たことがありません。
でも街という仕事にふれるにつれて興味がわいてきましたね。
今年はぜひ"直島"とか行ってみようと思っていますw

ただ最後に一番疑問だったのが昨年、東京と福岡でオリンピック候補地争いをやって負けた都市に東京五輪に関わっている安藤さんを呼んだのだろう!?っとそこは疑問になりました。
それは良いとしてこういった方のお話が聴けたたのはすごく勉強になりました。

■安藤忠雄(建築家)
wikipedia

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